【ECの掟】【保存必須】EC運用者は知らないと損するチェック方法!GA4(グーグルアナリティクス4)実際の画面で解説【最新】
GA4(グーグルアナリティクス4)の基本概要
本日は前回少しお話したGA4について、実際の画面を見ながら「ここが変わった」、「こういうところを見てますよ」といったポイントを解説していきたいと思います。
今回は、私たちが運営しているクラビアコーヒーストアという実際のショップを例に挙げ、GA4の画面を見ながらお話しします。
ホーム画面のチェックポイント
まず、GA4にログインすると最初に開くのがホーム画面です。
ここにはサイトの健康診断のような結果がざっくりと表示されています。
このホーム画面では、主に以下の項目をチェックします。
1. ユーザーアクセス数:サイトにどれだけのユーザーが訪れているか。
2. 売上の数字:月ごとの売上の状況。
これらの指標を元に、例えば先月や昨年と比較して悪くなっている部分がないかを確認します。
もし何か問題があれば、ホーム画面から深掘りして原因を特定します。
イベント数とエンゲージメント時間
GA4のホーム画面には「イベント数」と「エンゲージメント時間」という項目が表示されます。
これらの項目について簡単に説明します。
• イベント数:ユーザーがサイトで行ったアクションの数を表します。
例えば、ページの閲覧数や購入件数などが含まれます。
• エンゲージメント時間:ユーザーがサイトで何かしらのアクションを起こした場合、その時間を計測します。
これらの指標を見て、ユーザーの行動を分析します。
例えば、エンゲージメント時間が長い場合は、ユーザーがサイトに興味を持っている可能性が高いと考えられます。
ただし、単に滞在時間が長いだけではなく、具体的な行動結果を確認することが重要です。
流入経路の分析
次に、ユーザーがどの経路からサイトに訪れているかを確認します。
GA4では、左側のメニューから「レポート」をクリックし、「集客」の中の「トラフィック獲得」を選択します。ここで、以下のような流入元(チャネル)を確認できます。
• オーガニックサーチ:検索エンジン経由での流入。
• ダイレクト:URLを直接入力しての流入。
• Web広告:広告経由での流入。
これらのデータを元に、どの流入経路がどれだけの売上を生み出しているかを分析します。
売上とコンバージョンの関係
売上を上げるためには、ユーザーのアクセス数だけでなく、コンバージョン(購入などの目標達成)も重要です。
GA4では、コンバージョン数や平均売上単価を確認し、以下のように逆算して目標を設定します。
• コンバージョン数:1コンバージョンあたりの平均売上単価。
• ユーザー数とセッション数:目標売上を達成するために必要なアクセス数。
例えば、売上目標に対してアクセス数が不足している場合は、有料検索(ペイドサーチ)や広告(ペイドアザーズ)を強化します。
また、オーガニックサーチの流入を増やすためにコンテンツを強化することも重要です。
直帰率とエンゲージメント率
GA4では、旧バージョンのUAにあった「直帰率」が「エンゲージメント率」に置き換えられています。
このエンゲージメント率は、ユーザーが何かしらのアクションを起こした割合を示します。
具体的には、以下のように考えられます。
• エンゲージメント率:ユーザーがサイトで何かしらのアクションを起こした割合。
• 直帰率(旧UA):サイトに訪れてすぐに離脱した割合。
例えば、エンゲージメント率が60%の場合、100人のユーザーがサイトに訪れたうち60人が何らかのアクションを起こしたことになります。
このエンゲージメント率の反対概念が直帰率と考えることができます。
レポートのカスタマイズ
GA4の「レポートのスナップショット」画面では、自分でカスタマイズが可能です。
この画面では、以下のような項目を自由に追加・編集できます。
• カードの追加:見たい項目を選択して追加。
• 比較機能:異なる期間のデータを比較。
例えば、コンバージョンやプラットフォーム別のデータを追加して分析することができます。
これにより、自分のサイトに合った指標を確認しやすくなります。
まとめ
GA4を使ったECサイトの運営において、重要なチェックポイントをいくつか紹介しました。
これらを定期的に確認し、サイトの改善点を見つけ出すことで、売上を効率的に上げることができます。
特に以下の点に注目してください:
• ユーザーアクセスと売上の確認:ホーム画面で全体の健康診断を行う。
• 流入経路の分析:どのチャネルが売上に貢献しているかを確認する。
• エンゲージメント率の把握:直帰率の代わりにエンゲージメント率をチェックする。
• レポートのカスタマイズ:自分に合った指標を設定して分析を行う。