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【ECの掟#7】ファッションEC売上ランキングBEST5!

今日は2023年版のファッションEC売上ランキングBEST5を発表していきたいと思います。
昨年の12月に発表されたデータを基に、2023年の売上を振り返って見ていきましょう。

第5位:ジュピターショップチャンネル

第5位にランクインしたのは、ジュピターショップチャンネルです。
ジュピターショップチャンネルは、テレビやインターネットを通じて商品を販売する企業で、特に中高年層に人気があります。
会社の正式名称は「ジュピターショップチャンネル」で、住友商事が50%、KDDIが45%の株を持っています。この企業は、CSやBSなどのテレビショッピングで知られ、ファッションだけでなく、様々な便利グッズを取り扱っています。
ジュピターショップチャンネルのファッションEC売上は466億円となっており、その強さを示しています。
特にテレビショッピングとの連携がうまくいっており、視聴者がテレビで見た商品をオンラインで購入するという流れが確立されています。

第4位:ベイクルーズ

第4位にランクインしたのは、ベイクルーズです。
ベイクルーズは、セレクトショップとして知られ、多くのファッションブランドを展開しています。
具体的には、ジャーナルスタンダードやイエナなど、40以上のブランドを持ち、幅広い顧客層に支持されています。
ベイクルーズのファッションEC売上は500億円です。彼らの成功の秘訣は、独自のブランド展開とオンライン・オフラインの融合にあります。
特に、オンラインショップの使いやすさやブランドの魅力的なプロモーションが顧客の購買意欲を高めています。

第3位:QVCジャパン

第3位は、QVCジャパンです。
QVCはアメリカのペンシルベニア州で1986年に創立されたテレビ通販の企業で、QVCジャパンはその日本法人です。
QVCジャパンの株主にはイギリスのQVC UKと三井物産が含まれています。
QVCジャパンのファッションEC売上は530億円となっています。
QVCジャパンは、テレビ通販を主軸にしながら、オンラインでも同様の商品を販売することで、顧客にとって利便性の高いショッピング体験を提供しています。
特に、テレビで紹介された商品をそのままオンラインで購入できる仕組みが顧客に支持されています。

第2位:アダストリア

第2位にランクインしたのは、アダストリアです。
アダストリアは、多くのファッションブランドを展開するSPA(製造小売業)企業で、30以上のブランドを持っています。
代表的なブランドには、ローリーズファームやグローバルワークがあります。
アダストリアのファッションEC売上は626億円です。
同社は、製造から販売までを一貫して行うことで、高品質な商品をリーズナブルな価格で提供しています。
また、オンラインとオフラインの連携を強化し、OMO(Online Merges with Offline)の取り組みを進めることで、顧客の購買体験を向上させています。

第1位:ユニクロ

そして、第1位はユニクロです。
ユニクロは、日本国内だけでなく、世界中でその名を知られるファッションブランドで、ファーストリテイリングの一部門です。
ユニクロのファッションEC売上は、圧倒的な1338億円となっています。
ユニクロの強みは、その高品質でリーズナブルな商品ラインナップと、オンライン・オフラインの統合された販売戦略にあります。
特に、ユニクロはオンラインショップの利便性を高めるために、多くの投資を行っており、スマホアプリやウェブサイトを通じて簡単に商品を購入できる仕組みを整えています。

ユニクロの成功要因

ユニクロの成功の背景には、いくつかの要因があります。
まず、商品開発において常に顧客のニーズを最優先に考えています。
例えば、エアリズムやヒートテックなどの機能性インナーは、多くの消費者から支持を得ています。
また、ユニクロは、店舗とオンラインのシームレスな連携を図ることで、顧客がどちらのチャネルでも快適にショッピングを楽しめる環境を提供しています。
さらに、ユニクロは、物流の効率化にも注力しています。
例えば、オンラインで注文した商品を最寄りの店舗で受け取れる「店舗受け取りサービス」を提供することで、顧客の利便性を高めています。
このように、ユニクロは多方面にわたる施策を講じることで、ファッションEC市場において圧倒的な地位を築いています。

ランキングから見えるファッションECのトレンド

このランキングから見えるのは、ファッションEC市場においても、オンラインとオフラインの融合が非常に重要な要素であるということです。
特に、ユニクロやアダストリアのように、オンラインとオフラインをシームレスに連携させることができる企業が、売上を大きく伸ばしています。
また、テレビ通販の企業がランキングに入っていることからもわかるように、マルチチャネル戦略の重要性が増しています。
ジュピターショップチャンネルやQVCジャパンのように、テレビとオンラインを連携させることで、多くの顧客を獲得しています。

今後の展望

ファッションEC市場は今後も成長が期待されますが、その中で勝ち残るためには、顧客体験の向上が不可欠です。
特に、OMOの取り組みを強化することで、オンラインとオフラインの境目をなくし、どちらのチャネルでも快適にショッピングを楽しめる環境を整えることが求められます。
また、AIやデータ分析を活用したパーソナライズドショッピングの提供も重要です。
例えば、顧客の購買履歴や閲覧履歴を基に、個々の顧客に最適な商品をレコメンドすることで、顧客満足度を高めることができます。

結論

2023年のファッションEC売上ランキングを振り返ってみると、ユニクロが圧倒的な1位を獲得し、他の企業もそれぞれの強みを活かして成長しています。
特に、オンラインとオフラインの融合やマルチチャネル戦略が成功の鍵となっています。
今後もファッションEC市場は成長が見込まれますが、その中で競争に勝ち残るためには、顧客体験の向上とOMOの取り組みが重要となるでしょう。

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